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 40代のご近所ファッション事情

上の子と下の子のそれぞれの保護者会やイベントで、
保育園行ったり小学校行ったりする。
それぞれのママたちを、かわるがわる見ることになる。

保育園に行ってから、小学校行くと、
ガックリくるね。
なんか、一挙に景色がくすむんだもん!
どよ~んと。

30代前後の保育園ママは、まだじゅうぶんキレイ。
働いてるからメイクも服装も気を使ってるし、
若いからお肌にもハリがあって髪にもつやがある。

それが小学校へ行くと‥‥

肌はくすみ、シミが目立つ。
髪にはつやがなくなり、ボサボサ。
それから、これが疑問なのだが、
働いているママも決して少なくないのに、
メイクはおざなりで、着るものにも気を使っていない。
襟のゆるんだTシャツとか、平気で着てる。
私が言うのも何だが、ちっとは気使えよ!
なんて毒づきたくなるが、
話し合いの内容にはいたって積極的で、
皆きちんとした、立派なお母さんなのだ。

全部が全部そうじゃないけど、
小学校ママに総じて言えるのが、
「ラクならいい」
という姿勢。
ウエストを隠すダボっとしたトップス、
丈の半端なパンツ(ウエストはゴム)、
またはロング丈のスカート(ウエストはゴム)、
玄関に常備してるのをつっかけてきましたと
言わんばかりのスニーカー。

ああ、私の鏡のよう。
でも、やっぱりそれじゃダメだよな。

でも、いつもそうじゃないのよ。
その格好で行っちゃうテリトリーがあって、
そこ(ターミナル駅)から先に行くときは、
急に気張ってキレイにしてたりするから、
別人かと思ったりするもん。
「やればできるんやないけ!」とか関西弁で突っ込みたくなるもん。

その気合ファッションがそんなに素敵じゃないとしても、
よれよれTシャツよりはマシ。
ご近所やPTA行くだけでも、
もうちょっとキレイにしようよ、保育園のときはできたんじゃん、
って思ってしまうのだ。

小学校ママを見てると、
話し合いの内容じゃなく、
その景色でうんざりしてしまう私。
ああ、キレイな40代をもっと見たい。
自分も、もうちっとマシになりたい。

去年はあまり思わなかったのに、
今年になって急にそう思うようになったのは、
私も本格的に年とってきたということなのか、
あるいは子供に手がかからなくなってきたということなのか。

いずれにせよ、余裕がない、
自分のことは最後回し、といった事情が
透けて見える、40代のご近所ファッションなのだった。

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 イタリアのオバサン

以前、イタリアの雑貨を買い付けて日本で売っている女性のインタビューをした。
普通のOLだったのが、イタリアに惚れ抜いて、足しげく通っているうちに、
ついに商売になったという。

「イタリアの魅力は?」
「美しいものがふんだんにあり、人々の美意識も高いところ。
何しろ、国宝級の美術品が、そこにもここにもフツーに転がっているんですから。
フツーのオバチャンだって、決して高級品なんか着ていなくても、
ふだんのおしゃれに手を抜かない。
犬の散歩一つ行くのでも、きちんとメイクをし、
髪を留めるバレッタと服の色をさりげなく合わせるとか、
おしゃれを楽しんでいます。

私がイタリアをいいなあと思う最大の理由は、
美しいオバサン、おばあさんがたくさんいることです。
60代の女性が、見事な毛皮のコートをまとい、
ハイヒールをはいてキリっと立っているのなんか見ると、
"ああ、早くトシをとってあんな風にカッコよくなりたい!"
とさえ思います。」

イタリア行ったことないけど、
そういうのいいねえ。
トシとることがムダじゃないって思わせるオバサン、
たくさん見てみたい。
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 服を買う気がしない理由

洋服のイヤなところは、蓄積できないところ。
どんなに「いい服」だって、必ず賞味期限があって、
しかもそれが短い。
「一生モノ」なんて言うけど、
服に限ってはそれはないんじゃない?

若い頃、母が若い頃のコートを着ていたことがある。
そのコートは、注文服だった。
昭和30年代には、スーツやコートは基本、あつらえだったのだと思う。

今思い出しても、あれはいい生地だった。
どっしりつ厚いツイードで、
カラフルなネップに金糸も入っていて、
とても豪華な生地だった。
裏地はローズ色で、大きなくるみボタンがついていて、
縫製はとてもていねいなものだったと思う。

18の私が着ると、袖が短かった(古い服はなぜか皆そうだった)けれど、
違和感なく着れて、私はとても気に入っていた。

そういう服もあるのだと思う。

でも、あれは私が18だったから着れたのであって、
古着って、若くないと着こなせないと思う。
古着は、それがどんなにいい物であっても、
時代との齟齬を埋めるパワーがないと、
やっぱり違和感があるのだ。

洋服は(本当は和服も?)、はっきりと時代を内包するもの。
去年の服は、去年のメッセージを放っている。
ファッションの人たちは、だから去年の服を嫌うと思う。

わたしたちはそこまで感じはしないけれど、
洋服の賞味期限の短さには、正直とまどいを感じている。
「定番物」だってやっぱり、「その時代の定番物」に過ぎない。
「長く、大事に着たい」と思っても、
"衣料品"としては十分、長く大事に着ることのできる服であっても、
時代というものがそれを許さない。
そこに、服を買う気持ちが萎えてしまう原因の一つがあるように思う。
(どうせゴミになるんだしな‥)
でも、それこそが"モード"の本質なので、
それを受け入れるか否かという問題なのだよな。きっと。
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 和服という方向

キモノに走る女が増えている。

走る、というとなんだか悪いことのようで語弊があるかな?
まーとにかく、洋服に見切りをつけて和服に活路を見出す女たちのこと。

30代後半~40代、服選びがとても難しくなる時期、
その大きな原因の一つが、サイズ。
たとえ体重が変わっていなくても、体型は確実に変化していく。
それは上半身に顕著で、だからトップス選びが難しくなる。

その変化の最たる箇所が、そでぐり。
アームホールが明らかに大きくなっていくのだ。
体が厚みを増し、背中にニクがついていく。
それに気付くと気付かないとにかかわらず、服を着ることが、
なんだか楽しくなくなってくる。

そんな時着物を着ると、
着物はそんな体をガッチリ受け止めてくれる。
少々打ち合わせが浅くなろうが、
10年前の着物はちゃんと着られるし、
むしろ10年分の貫禄が出て見える。
そして、洋服だったらアリエナイことだが、
10年前の着物も、着方で今なりに着こなすことができる。

コレだよね、みんなが求めているものは。
着物着る人の気持ち、よ~くわかるよ。
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 ユニクロと無印

うちの妹は、マーケティング的に言えば「勝ち組」。
稼ぎのいい旦那と結婚し、子供は3人。
趣味の洋裁と音楽を楽しむ優雅な日々(に見える)。

でも彼女がいつも着てるのは、ユニクロ、無印、
せいぜいエディ・バウアー。
ファッションに興味もこだわりもないのだ。
(洋裁は、子供服だけ)
世帯年収と年齢だけでは計れない実例ということで。

そんな彼女が嘆くのは、
「無印の型紙が、若い者基準なのはどうにかならんか!!」
ということ。

買おうと思えば、百貨店ブランドも買える彼女だが、
百貨店に行けば、真っ先に目指すのは「家庭用品売り場」。
鍋釜のたぐいは嬉々として買いまわるくせに、
洋服のフロアには決して行かない。

「アタシはユニクロと無印で十分なのよ!
(どうせ子供の学校と、ご近所飲み会にしか行かないし)
無印が型紙を主婦向けにしないのはどーゆーワケなの!?」。

彼女いわく、無印をいちばん着たいのは30代子持ち主婦なのだ。
しかし、無印の「M」は小さい!!
明らかに若者だけをターゲットにしている、けしからん!
というわけ。

こういう人種にとって、百貨店ブランドはオーバースペックなんだよ。
価格が倍に上がってもいいから、無印の型紙に30代仕様も取り入れ、
縫製を国内にする。どお?
(でもそれ、全然別のブランドじゃね?)


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またちゃん
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女性
職業:
ライター
自己紹介:
オバサンライター。ファッション誌の仕事したことはありません。ファッションセンスもありません。

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