40代 フツーのオバサンのファッション大研究!
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意外にイイ『ミセスのスタイルブック』
40代向けの広告どっちゃりのファッション誌の毒気に当てられた目に、
とっても新鮮!な雑誌があった。その名も、
『ミセスのスタイルブック』。
何とも昭和なタイトルの雑誌だけど、表1からしてシンプルでい~感じ。
文化出版局刊の季刊誌で、型紙がついてる、お裁縫雑誌なんだけど、
同様のお裁縫雑誌『レディブティック』とは比べ物にならないほど、
スタイリングが秀逸!
もちろん、『重い雑誌』たちみたいに潤沢な制作費があるわけではなさそうで、
撮影はほぼスタジオで済ませ、レイアウトも単純なんだけど、
この雑誌のスタイルは、「着たい!」と素直に思えるものが多い。
「服で人を脅す」
ようなあざとさがなくて、純粋に着ることを楽しもう!と語っているような雑誌づくりだ。
ほかのファッション誌見てるとすんげー疲れるのだが、
この雑誌は疲れないな~と思ったら、
広告がほとんどないのだった。
あっても、シャネルやフェラガモじゃなくて、
「ハマナカ」だの「生地のヨシムラ」だもん。
私よく知らないけど、きっとこの雑誌、
単なるお裁縫好きなオバサン以上の人、
縫製のプロとか、
そういう人が読むんじゃないかなぁ。
今出てる秋冬号の特集、
「石田ジュンコのスタイリングレッスン~エージレスの提案」
が秀逸だった。40代、絶対参考になると思う。
Q 体型をカバーしながらおしゃれに見えるには、何を選べばいいの?
Q 気がつくと全身ダークカラー。色はどうやって使うの?
Q 娘と同じサイズだから兼用したいけど……?
などの、オバサンならではの悩み・疑問に丁寧に答えているんだけど、
その答えが実に誠実で、しかも実践的。
トップページの石田先生のお言葉がいい。
「40代だから」「もう50代だから」
という意識は捨てて、着たいものを着る。
ただし着こなしは変に無理をせず、
今の自分をすてきに見せるよう努力はする。
成功させるポイントは、
セレクションの視線とコーディネートの目線を変えること。
どちらかを若くしたら、どちらかはシックに。
そんなバランスのとり方が、エージレスファッションを完成させます。
着る服がないと嘆く前に、まずは制約をはずしましょう。
選択肢が広がって、おしゃれの楽しさも倍増します。
季刊なのに、ファッションページは80ページほどしかなく、
あとはほとんど「作り方」なのだが、
それでも、他のファッション誌よりも、
この本はずーっと役に立つし、
何か希望が見えてきた。 いい本だ!!