40代 フツーのオバサンのファッション大研究!
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家計費における被服費
流通するファッション情報に見る衣料品の価格は、
時として40代主婦層の現実にそぐわないものも多い。
ここで、家計費における被服費の現実についてチョコット。
以下資料。
………………………………………………………………………
2005年の1世帯(3.17人)が1年間に支出した被服費は17万円。
これは総消費支出の4.7%に当たる。
総務庁統計局「家計調査年報」
(注) 被服費には履き物類を含む
………………………………………………………………………
フィナンシャルプランナー 畠中雅子氏による家計費適正配分例
夫婦2人と小学生以下の子ども1人の家庭の場合 (手取り収入250,000円)
収入(手取り) 100% 250,000円
食費 16% 40,000円
住居費 25% 62,500円
水道光熱費 7% 17,500円
通信費 4% 10,000円
日用雑費 3% 7,500円
趣味・娯楽費 3% 7,500円
被服費 2% 5,000円
交際費 2% 5,000円
こづかい 10% 25,000円
子ども費 5% 12,500円
その他 3% 7,500円
保険料 10% 25,000円
貯蓄 10% 25,000円
共働きで子どものいない家庭の場合
(2人合わせた収入合計が40万円として)
収入(手取り) 100% 400,000円
食費 12% 48,000円
住居費 20% 80,000円
水道光熱費 5% 20,000円
通信費 4% 16,000円
日用雑費 3% 12,000円
趣味・娯楽費 5% 20,000円
被服費 4% 16,000円
交際費 4% 16,000円
こづかい 10% 40,000円
子ども費 0% 0円
その他 5% 20,000円
保険料 8% 32,000円
見づらくてスミマセン
オバサンもコスプレ
アーティストは『米米クラブ』、
80年代後半~90年代初頭に活躍した、
ド派手なステージで知られるバンドだ。
このバンドは、今では当たり前になったダンサーを配し、
突拍子もない派手な衣装で、
ステージに更なる華やぎを添えていた。
当初三人だったダンサーは、途中から二人となったが、
衣装の派手さは変わらず。
バンドは93年頃(?)解散したのだが、
昨年再結成され、今年も大会場を舞台に、
コンサートを催している。
現役時代のコンサートでは、
ダンサーチームの衣装をコピーした「コスプレ」が、
コンサート会場のあちこちで散見され、
(恐るべき縫製技術だ)
(どこで着替えるのだろう)
(あるいは着て来たのか)
などという疑問が次々に湧いてきたものだが…
それから10数年。
まだやってるよ、コスプレ!!
さすがに往時ほどの数はいないものの、
コピー衣装に身を包んだ40女の二人連れが、
あそこに一組、ここにも一組…
いや、あれはもしかして、
昔の衣装をとってあって、それを着て来てるのかな?
昔のコンサートで見た衣装だったような気がする。
あとは、控えめに、
派手派手チュニックとかヘアバンド、ブーツなんかをお揃いにした、
ご近所に辛うじて言い訳が立つペアルックも見かけた。
しかし、スゴイね、オバサンのコスプレ。
いましばらく経てば、
「オバサンのゴスロリ」
「オバサンのメイド」(っつーか、本職!?)
「オバサンの猫耳」
なんかもフツーに見られるようになるんだろうか。
いずれにしても、
「拓郎のコンサートに涙」
の団塊とは、違うシニアが登場する時代は遠くないに違いない。
40代向けファッション誌 書店での扱い
書店ではどんな扱いになってんのか見てみた。
場所は、主婦層の多いショッピングセンター内の二書店。
やっぱしダントツ一人勝ちなのは『STORY』!
20代、30代向けファッション雑誌に並んで、高々と平積みされている。
いい場所で、売れ行きもいいみたい。
女性誌って、
ティーン向け → 女子大生・OL向け → 主婦向け → シニア向け
って感じで奥に行くほど年齢が上がる並べ方されていることが多いけど、
書店Aでは、『STORY』以外の40代3誌は全部こっちに押し込まれてた。
『Precious』『Marisol』はそれでも辛うじて平積みされてたけど、
『Grace』は棚ざしにされちゃってんの。あらあら。
書店Bでも、日の当たる場所を与えられているのはやはり『STORY』のみ。
『Precious』『Marisol』は面出しか棚ざし、
『Grace』に至っては見当たらなかったぞ。
4誌の中では一番『STORY』が主婦っぽいけど、
そこらへんが売れてる理由なのかな?
ちょっと飛び越して50代ファッション情報
元アンノン族 自分の「美」追求
若い女性のものとみられがちだったファッション誌の世界で、初の「50代」女性誌が次々と登場しつつある。すでに40代向けも増えているが、かつてはおしゃれを卒業し、「おばさん」と見られていた中高年女性が今、注目されるのはなぜなのか。ファッション誌の“成熟現象”を探った。(金巻有美)
さあ、自分のために何をしよう――作家の阿川佐和子さん、銅版画家の山本容子さんらがそんな問いかけに答える。各界の第一線で活躍する40~50代の女性5人が華やかに登場する「eclat(エクラ)」(集英社)=写真右=のCMがテレビで流れている。「eclat」はフランス語で「輝き、きらめき、鮮やかさ」を意味する言葉だ。
1日に創刊された同誌の対象年齢は、40代後半から50歳前後で、創刊号は8万3000部。ファッション、美容、カルチャーなどを様々な角度から取り上げた編集は、こだわりの強い世代を意識した作りだ。初の「50代」女性ファッション誌として注目を浴びる同誌の田中裕則編集長(51)は「今のこの世代はとても元気で、年齢を重ねても『かわいい、きれい』と言われたいと感じている」と話す。
50代向け女性ファッション誌はこのほか、実用性も重視した「クロワッサンPremium」(マガジンハウス)=同左、創刊準備号=が10月に、「HERS」(光文社)が来年3月と、創刊予定が相次ぐ。その理由について、「クロワッサンPremium」の竹内正明編集長(57)は「アンノン族世代の成長」をあげる。
1960年代までの女性向け雑誌には洋服の型紙が付録として付き、当時の若い女性は自分で作った服や、オーダーメードの服を着るのが普通だった。だが、70年に創刊された「an・an」は、「おしゃれな既製服」を提案。消費社会の本格的な到来とも相まって、当時の10~20代女性のライフスタイルを一変させ、71年創刊の「non・no」とともに、両誌を手にして旅する女性を指す「アンノン族」という流行語も生んだ。「その世代が50代になり、自分たちに合った雑誌を求めている」(竹内編集長)というわけだ。
出版科学研究所の調べでは、今年上半期の女性誌全体の発行部数は、前年同期比5・8%減と不振が続く。30代向けも、2004年ごろに、団塊ジュニアを狙った女性誌の創刊が相次ぎ、話題になったが、同13・1%減と苦戦を強いられている。
そんな中、今年3月には「marisol」(集英社)など40代向け女性誌が創刊され、ターゲット年齢の拡大は進んでいる。「40代でもかわいい」路線を前面に押し出した「STORY」(02年創刊)は、「外へ出ないときれいになれない」というキャッチコピーを打ち出し、主婦も多いこの世代の意識改革に成功、毎号約26万部を売り上げる。しかし、「STORY」以外の各誌は創刊号こそ好調だったものの、2号以降は苦戦している。
出版界に詳しいフリーライターの永江朗さん(49)は、「50代は、情報の入手先は主に雑誌という文化で育ってきた」と指摘。中高年女性の動向に詳しいライター、島村麻里さん(50)も「世界一長い残り時間を持ち、自分探しに熱心な日本の中高年女性は、ヨン様のおっかけ現象などを見ても、『年だから』と閉じこめていた欲望を表に出すようになっている」と話す。潜在的な需要が見込める世代であることは間違いなさそうだ。
一方、出版科学研究所の村上達彦研究員は「少子高齢化で、90年代のような売れ行きは期待できなくなっている。出版不況の中で出てきた40、50代向け雑誌は広告で収益を得る少部数の高級誌が多数並ぶようになるのでは」と分析する。
いずれにせよ50代は、雑誌とともに育ったとはいえ、自分なりの価値観を確立している世代。それだけに、各誌がこの市場で成功するかどうかは、決して楽観を許さない状況だ。
<主な女性ファッション誌の流れ>
1970年3月 ファッション誌の元祖「an・an」創刊
71年5月 「non・no」創刊
75年4月 女子大生向け「JJ」創刊
77年5月 20代向け「MORE」創刊
81年8月 20代向け「with」創刊
11月 女子大生向け「CanCam」創刊
83年5月 30代向け「LEE」創刊
95年6月 30代向け「VERY」創刊
2002年11月 初の40代向け「STORY」創刊
07年3月 20代後半向け「AneCan」創刊(CanCam世代の受け皿)。
40代向け「marisol」「GRACE」との3誌同時創刊で話題に
9月 50歳前後向け「eclat」創刊
(2007年9月3日 読売新聞)
雑誌買う
50代向けかなと思っていたのだが、
立ち読みしたところそこそこよさげな内容だったので、
でも780円。けっこう高いな。
よく考えたら、15年以上ぶりに買うファッション雑誌なのだった…
ヌカミソくさくならない程度に生活回りにも配慮していて、
ファッションページも、『ニキータ』ほど下品でもなく、
『STORY』ほど物欲しげでもなく、
それでいて「画報」系上から目線もなく、
まあまあ落ち着いて読める誌面作り。
「夫」も「子ども」も一言も出てこず。
『クロワッサン』の次はコレかね~。