40代 フツーのオバサンのファッション大研究!
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40代のリアルクローズ
書店で40代雑誌の棚を猟渉。
新雑誌『SOIN』を発見。創刊号。
小さめ(クウネル)版型で薄い。
トップはとよた真帆さん。
内容は「暮らし」「仕事」「40代の出産」ほか。
ファッションはやっぱナシだな。
しかしこれで1000円はいかにも高い。
版元(パッチワーク通信社)のサイトには、
この雑誌の情報は一切掲載されていなくて、不気味。
版元は流通網を貸してるだけ?
『エクラ』の今月号の広告が派手だ。
50代のファッション誌を銘打っているけど、
あんまり重々しすぎなくて、意外とカジュアルそう。
この内容なら、
『Story』はきゃぴきゃぴしてるし~、
『Marisol』想定読者ほどバリキャリじゃないし~、
という40代にも参考になるかも。
載ってる服をそのままは買えない(たけー)けどね。
そうそう、『Story』のトップモデルが変わったんだね。
黒田ちえこさんは卒業して、
清原亜希さん(野球の清原選手夫人?)に代替わり。
しっかし、ファッション雑誌棚見渡しても、
買ってまで読みたい40代向け雑誌がまるでない。
(『ミセスのスタイルブック』は、好きだけど、
やっぱりファッション誌としての華がないな)
10代、20代、30代までなら、
路上で撮影した一般読者のスナップショットのページが、
ファッション雑誌ならいちばん楽しいんだけど、
40代になるとそれが成立しなくなるのはなんでかな。
それだけおしゃれしてお出かけする人がいないからかな。
被写体の絶対数が少ないんだろうか。
誰か『40代のストリートファッション満載の、リアルクローズマガジン』
って作ってよ。メーカー主導のカタログ雑誌じゃなくて。
絶対それ読みた~い。
家計費における被服費
流通するファッション情報に見る衣料品の価格は、
時として40代主婦層の現実にそぐわないものも多い。
ここで、家計費における被服費の現実についてチョコット。
以下資料。
………………………………………………………………………
2005年の1世帯(3.17人)が1年間に支出した被服費は17万円。
これは総消費支出の4.7%に当たる。
総務庁統計局「家計調査年報」
(注) 被服費には履き物類を含む
………………………………………………………………………
フィナンシャルプランナー 畠中雅子氏による家計費適正配分例
夫婦2人と小学生以下の子ども1人の家庭の場合 (手取り収入250,000円)
収入(手取り) 100% 250,000円
食費 16% 40,000円
住居費 25% 62,500円
水道光熱費 7% 17,500円
通信費 4% 10,000円
日用雑費 3% 7,500円
趣味・娯楽費 3% 7,500円
被服費 2% 5,000円
交際費 2% 5,000円
こづかい 10% 25,000円
子ども費 5% 12,500円
その他 3% 7,500円
保険料 10% 25,000円
貯蓄 10% 25,000円
共働きで子どものいない家庭の場合
(2人合わせた収入合計が40万円として)
収入(手取り) 100% 400,000円
食費 12% 48,000円
住居費 20% 80,000円
水道光熱費 5% 20,000円
通信費 4% 16,000円
日用雑費 3% 12,000円
趣味・娯楽費 5% 20,000円
被服費 4% 16,000円
交際費 4% 16,000円
こづかい 10% 40,000円
子ども費 0% 0円
その他 5% 20,000円
保険料 8% 32,000円
見づらくてスミマセン
40代向けファッション誌 書店での扱い
書店ではどんな扱いになってんのか見てみた。
場所は、主婦層の多いショッピングセンター内の二書店。
やっぱしダントツ一人勝ちなのは『STORY』!
20代、30代向けファッション雑誌に並んで、高々と平積みされている。
いい場所で、売れ行きもいいみたい。
女性誌って、
ティーン向け → 女子大生・OL向け → 主婦向け → シニア向け
って感じで奥に行くほど年齢が上がる並べ方されていることが多いけど、
書店Aでは、『STORY』以外の40代3誌は全部こっちに押し込まれてた。
『Precious』『Marisol』はそれでも辛うじて平積みされてたけど、
『Grace』は棚ざしにされちゃってんの。あらあら。
書店Bでも、日の当たる場所を与えられているのはやはり『STORY』のみ。
『Precious』『Marisol』は面出しか棚ざし、
『Grace』に至っては見当たらなかったぞ。
4誌の中では一番『STORY』が主婦っぽいけど、
そこらへんが売れてる理由なのかな?
雑誌買う
50代向けかなと思っていたのだが、
立ち読みしたところそこそこよさげな内容だったので、
でも780円。けっこう高いな。
よく考えたら、15年以上ぶりに買うファッション雑誌なのだった…
ヌカミソくさくならない程度に生活回りにも配慮していて、
ファッションページも、『ニキータ』ほど下品でもなく、
『STORY』ほど物欲しげでもなく、
それでいて「画報」系上から目線もなく、
まあまあ落ち着いて読める誌面作り。
「夫」も「子ども」も一言も出てこず。
『クロワッサン』の次はコレかね~。
ファッション誌相関関係
思わず立ち読み。これが、結構面白い。
だがこの雑誌『スレッド』(普遊舎)、『Bomb!』あたりを思い出させる、
超B級サブカル雑誌。何を思ってこの記事なのだろう。
数少ない広告はどれも"出会い系""風俗系""サラ金系"で、
普通の奥様だったら手に取るのもイタい本。
そもそもこの版元、『嫌韓流』か何かで売れたとこで、
出てるほかの本も、さもありなんと言わんばかりのラインナップだ。
まあそれは置いとくとして、この特集は面白かった。
ライターは女だな。
現在市場に出ているファッション誌を事細かに分析し、
読者層とそのライフスタイル、その過去と未来まで的確に言い当てている。
10代、20代、30代、それぞれの雑誌の読者が、どのような人生を歩み、どの
雑誌に移行していくかまで言及していて興味深い。
同誌の40代の分析はどうか。
ココより引用~
40代の読むファッション雑誌はどうか? 主婦向け雑誌は、「会うたびに違うエルメス
バッグを持って」(STORY)いる「お嬢奥さん」(同)を憧れの対象としていたり、「まず
は手に入れたい」(「GRACE」)と500万円以上のピアスを紹介したりと、完全に勝ち
組主婦向け。一抹の不安もない幸せいっぱいのマダムが雑誌の先に見えてくる。
一方、40代のキャリア向け雑誌「Precious」は、『私たちプレ謝す世代は"働く女性
の時代"の申し子なのです』と、かなりくどいキャリアアピール。また、30代向けの
「Domani」ではまだ触れていた、結婚や子どもについての話題は、一切出てこなく
なった。長年築き上げてきたキャリアも、既婚子持ちの幸福感fほど磐石ではないよ
うだ。
(筆者注:40代向け各誌の分析)
GRACE ‥… カリスマ 黒木瞳・中村江里子
金持ちマダム向けで過程にいることを重視する。文化色強し。
STORY ‥… カリスマ 黒田知永子・林真理子
再デビューを狙う金持ちマダム向け。家庭外で何かを見つけたい。
PRECIOUS ……カリスマ 賀来千賀子・林真理子
独身のキャリア向け。結婚の話は触れない。アイテム紹介が多い。
MARISOL ‥… カリスマ 川原亜矢子
子ども・家庭について触れない独身のキャリア向け雑誌。
~引用ココまで
同誌の分析によれば、10代で「ラブベリー」「ピチレモン」「nicola」を手に取った少女が、
長じて赤文字系ファッション誌に移行し、
結婚という淘汰を経て、「LEE」から上には行かず"解脱"して子育てに励むか、
「VERY」に流れて「GRACE」「STORY」(非キャリア系奥様ファッション誌)
にたどり着くか、という流れがあるらしい。
そしてそれと平行して、
ギャル系雑誌「Hanachu」→「egg」に行けばその後はフリーター~下流主婦(?)、
「egg」に行かず「Cawaii!」を経て専門学校に行くか芸術系大学に行くかで、
「Pinky」「VIVI」路線か「mini」「PS」路線に分かれ、
一般職に就いた子は最終的に「NIKITA」、
ファッション系専門職に行った子はモード系各誌を経て、
勝ち組が「PRECIOUS」「MARISOL」でアガリ、
というコースがあるらしい。
ファッション誌もあんまり多くあってわけわかんなかったけど、
ほぉ~そうなのか! と今更感嘆する思い。
ただ、共通するのが、40代以上のファッション誌の不在。
ここには更年期障害という暗黒期があるので、
それどころじゃないんだろうか、
あるいは50過ぎてファッション誌を読む女はいないとでもいうのだろうか。
いや、私は絶対いると思うし、必要とされていると思う。
大橋歩さんが、「60代向けのファッション誌を作りたい」
と意欲を語っているのを読んだことがあるが、
大橋さん『アルネ』の次にそれやったらアタるよきっと。
しかし私、見事に赤文字系って読んだことないなぁ。
せいぜい「anan」眺めてたくらい。
40代、皆何読んできたんだろう。回りの人に聞いてみたい。