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 ここまでの結論 40代はどう着ればいいか

突然「オバサンのファッション」について考え始めてこの数ヶ月で気付いた、オバサンに必要な着こなしポイントをまとめてみる。

もちろん私はファッションのプロじゃないし、それ以前におしゃれじゃないしセンスない。でも、そんな私にも明らかに「これはナシだろう」というのはわかる。イタい40代を反面教師としてまとめたものであるので、その辺念頭においてお読みいただきたい。つーか誰か読んでんのか。

1 色を使う
 30代前半までなら、全身無彩色というのは可能だけど、40代になってそれは非常に難しい。「デブの疲れた不機嫌そうなオバサン」になってしまう恐れ大である。
 そうなりたくないので、私は色を使う。滅多やたらに使うのはそれはそれで難しいので、首の周りだけでも明るい色をさす。帽子、スカーフ、ピアス、ネックレス、タートルネックなんかがお手軽である。その際は必ず、「似合う」と明らかにわかっている色を使うことである。鏡の前でとっかえひっかえしていると、どれがいちばんシミが目立たない色か、はっきりわかるものだ。

2 清潔感
 生活に疲れた40代なので、自分のことは後回し、服も洗ってありゃ何でもいいだろ、となってしまうが、それはやっぱりイタい。今日スーパーで見た40代の肌色のタイツ(ストッキングじゃなくタイツだった。不透明なの)の踝のとこに、盛大に毛玉ができてて、やはり近所のスーパーといえど、見たくないものを見てしまった思いでいっぱいに。
 小さなことなのだ。毛玉、洗いざらし(ものによっては可)、色あせ、ほつれ、シミ、こういうものが一点でも目に入ると、途端に清潔感が消えうせ、年齢が5歳くらい加算される。だから、シャツにはアイロンをかけ、靴はサッと磨き、裾のほつれはとっとと直す。面倒がってカットソーや化繊ばかりというのも、また別の不幸感がある。洗濯=清潔じゃないのである。

3 メリハリ
 上下ともルーズシルエット(ナチュラル系に多い)、あるいはムリしてタイトなシルエットというのは、40代には難しい。自信がある人ならタイトもイケるけど、それでも30代までのハリはもうないので、かえって痛々しい結果になってしまっても困る。「どっか出したら、どっか隠す」「上はユルく、下はタイトに」といった具合に、シルエットにメリハリをつけた方がいいようだ。センスいいなと思える40代はそんな感じだった。

4 肌見せ
 これはもう、大いに検討を要するポイントだと思う。40代のキャミソール、ホットパンツというのは、いくらなんでもいただけない。よほど自信があっても、厳に慎むべきではないだろうか。というか、慎んでいただきたい人しか着てるのを見なかった。
 40代が見せない方がいいのは、肘と膝だと思う。自分では気付かないけど、若者と同じ服を着てるオバサンを後ろから見分けるポイントは肘だからだ。年とるに従って、肘の色素沈着は進み、太っていても肘にふわふわの皺が寄る。膝も同様である。ナマの膝は寄りで見ると年がわかる。
 結論。40代が見せていいのはデコルテ。首周りは、若者だったらエッチっぽくなってしまうまで開けてもイケる。理由は、胸の位置が下がっているから!! ここにじゃらじゃら何かぶら下げとくのも、40代をオバサンからマダムに変えるポイントか。

5 髪型
 40代がもっと気を使うべきはヘアスタイルではないだろうか。極端な話、ヘアスタイルさえ今っぽくて手入れがよければ、服なんか大して考えなくてもカッコいいオバサンになれると思う。
かく言う私ももう半年美容院に行っていないので、こんな口を叩く資格はないのだが、私の場合美容院から帰ってきた翌日にはもう恒例のひっつめ髪に戻っているので、行く意味あまりないのだ。
 しかしそんな私でも、美容院に行かないでこのひっつめ髪を保つのは難しいのだ。タダのひっつめに見えるが、それでもナマの毛でひっつめると、まさに山姥のようになってしまうので、私なりに気を使っているのだ。
 40代で、20代の頃と同じヘアスタイルをしている人をたまに見る。前髪を立て気味にブローしたゆるソバージュとかね。80年代チックだね。
 やっぱりアレもちょっと考えた方がいいよね。じゃあどうしろっていうのは私にはないのだが、美容師とよくよく相談して、今の時代を反映したスタイルを取り入れるのは大事だなと思う。そのためには、信頼できる美容師を、金のわらじを履いて探すことだな。

6 ジュエリー
 コレは、好きな人とドーでもいい人にキッパリ分かれるところだろうが、40代になったら、義務でつけるというのもアリじゃないだろうか。
 別に、高価なものじゃなくていいのだ。本物の石じゃなくたっていいのだ。30代から次第に減ってきた肌の輝きを、ジュエリー(アクセサリー)で補填することは、とっても大切なんじゃないかと、ここ最近になって思うようになってきた。
 しかも、20代でプレゼントしてもらったプチペンダントみたいなのは、かえって逆効果で、それは20代の肌にはつりあってたけど、40代のくすみには、到底太刀打ちできない。そこで、粒の大きいもの、派手なものをつけてみると、以前は絶対似合わなかったものが、いつの間にかしっくり似合うようになっているものだ。
 プチジュエリーの活用法は、
1 フツーに売る
2 どっかに寄付する
3 リフォーム店に相談して、ほかの石を組ませたり、地金を足して、ボリュームあるジュエリーに作りかえる
 私が、使ってない指輪とかたっぽになってしまったピアスをペンダントトップに作り変えてもらったジュエリー工房の社長さん(推定60代)は、耳から首から大量の宝石を飾っているけど、全然いやらしい感じがしないの。年とるほど、ゴージャスなものが似合うようになるっていうのは、ある意味嬉しいことかもね。


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 『暮らす服』 欲しいのは服じゃなくて服の着方

『暮らす服』(ベルメゾン、300円)

これは通販カタログ雑誌。表1が山口智子さん(42)で、特集が「山口智子さんとつくる、日本を楽しむ服”山笑う”」だったので見てみた。

山口智子さんご提案の服はなかなか素敵で、02の「マシュマロコート」なんて私も欲しいなと思ってしまった。お値段も高くないの。でもそれはたったの8ページだった。

で、残りはどうかといったら、生協のカタログに混じってくる「ムトウ」のと同じような印象。現実として考えて、40代が着てもほぼムリはないんだが、というかこれ、現実そのもので、面白くもなんともない。近所のスーパーで見かける40代そのままだよ。モデルはプロ使ってるからそう見えないだけで。

そもそも通販で服買うのは、40代じゃなくても危険行為。本やCD、実際に店頭他で見たことのあるもの以外は、よほど考えた方がいいのは、40代にもなれば皆知っていることだ。

ここまで考えて気付いたのは、私は雑誌を「服のカタログ」として見ていないことだった。私が欲しいのは「着方」であって、服そのものではない。服なんか別に要らないのだ。一枚の同じシャツを、ベルトやスカーフ、ボタンの開きでどう着るか。それを探すためにファッション雑誌を眺める。

でも、ファッション雑誌とカタログは服を売るためのものだから、そんなことは滅多にやらない。だから私は「ミセスのスタイルブック」(だからこのタイトルどうにかして)に活路を求めたのだ。あれは「売る」服じゃなく、「作る」服を掲載した雑誌だから。

このカタログも、全般に「オバサンの日常そのもの」であり、しかも濃くて暗い色ばかりなところが減点1。いやしくもオバサンに売ろうというなら、トップスにはもっとカラーバリエーションを揃えてほしいものだ。

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 40代「大人かわいい」は可能か『ナチュリラ』

『ナチュリラ』(主婦と生活社、933円)は、『別冊美しい部屋 “かわいい生活。”』のスペシャルイスーという位置づけらしい。複雑な。
要するに『美しい部屋』(昔はひどい趣味のインテリアの本だったが、今はすっかりナチュラル雑貨系に)読者層を対象にしたファッションムックということだな。

雑貨好きさんにピッタリの内容で、しかもサブタイが「大人ナチュラルな着こなしのほん」である。「大人ナチュラル」。初聞であるが、先般の「大人可愛い」の伝であろう。

「ナチュラル」+「大人」。ちょっと期待しちゃうではないか。オバサンになっても、平澤まりこさん系のファッションはイケるのであろうか。

この本の最大の功績は、「プロのモデルを一人も使ってない」ということではないだろうか。出てくるのは、人気雑貨店のスタッフだったり、イラストレーターだったり、もちろんビジュアル的にある程度ふるいにかけてはいるのだろうけど、ごくフツーの人ばかり。

既存のファッション誌の困るとこは、グラビアが「服を美しく見せる」ものであって、「それを実際に着るフツーの人がどんなにちんちくりんに見えようが知ったこっちゃない」という点にある。身長180、体重50キロ台の美女が着たら、そらどんな服だってカッコよく見えるだろうが、同じ服を身長150センチ台、体重これまた50キロ台の人間が着ると、話は全然違ってくるんだもんね。

というわけで、モデルを使わず、ページによっては床に置いただけのコーディネート写真もあり、コストかけてないんだなって印象。ロケはしてるけど、雑貨店を大きく扱ってるから、広告取れてんのかもしんない。

ざーっと眺めた結論。

30代ならば、コレはアリであろう。というか現実、やってるよ30代ナチュラル。子育てママ、それもまじめで子育てにも一生懸命なフツーのママは、大半こっち派じゃないかなと思う。

だけど、やっぱしこれ、40代にはキツイ。
第一、 色がなさすぎる。

ナチュラル系、雑貨系のポイントの一つは、無彩色であることだと思うのだが、どのページもどのページも、コーディネートはほぼ「白・生成り・ベージュ・グレー・紺・黒」だけで構成されている。それはけしてキライじゃないんだけど、人のを見てるぶんにはいいんだけど、40代でコレやると、明らかにシミと皺が目立つし、きっと疲れて見える。

リネンとコットン、時々カシミヤという素材も、着心地的にはいいだろうけど、やっぱりリネンの面積が多くなるほどに、40代には寒々しい印象となるような気がする。

そしてシルエット。全体的にルーズな、ゆるーい着こなしで、体型のアラは見えにくいのだが、40代が着た場合これは、明らかなデブ隠しととられかねない。というか隠し切れないかも。

そんなわけで「大人ナチュラル」は、30代で年を止めてしまった(人から見て、だよあくまでも。自分だけそう思っててもダメよ)40代になら適用の範囲かも、と思われるが、私にはできないと思います。でも、このテイストを生かして次に行く、というのは是非チャレンジしてみたいところではあります。ハイ。

 

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 銀座の40代

銀座で40代ウォッチング。

久々に都心に出てきたらしい、はしゃいでる3人組には、
美しい40代はあまりいない。
美しい人は、3人以上で出歩かないらしい。

20代の女性と連れ立って歩いていた40代が、
今日のイチオシ。

ミディアムロングの何でもない髪型だけど、
よく手入れされていてきれい。
化粧は薄からず濃からず。
黒のボリューム少な目のモヘアのセーター、
グレーのセミフレアーの膝丈スカート、
黒のブーツ。
一粒パールのネックレス。
小さめのセミショルダーを抱えていたかな。

この人よりもっと高そうな服や宝石を身につけている40代もたくさん見たけど、
何でもないようなこの人が、今日見たなかで一番素敵だった。

きっと近所に住んでいるか、勤めている人なんじゃないかな。
郊外から(私もそうだよ)繰り出してきた女たちのように、
テンパった感じが一切なくて、
銀座という街に完璧に溶け込んでいた。

逆に一番「うわっ」と思ったのが、
身につけているアイテムのすべてが、最新流行って感じで、
高価そうなんだけど、
20代の若者のつもりで着ているらしく、
悲しいほどみっともなくなっちゃっている40代。
変わった形の袖、てろてろの素材のブラウス、
派手なデザインの大きなバッグ、
丈の合ってないバギーパンツ。
…むしろ痛々しい。

今日得た教訓。
 凝ったデザインより、合ったサイズ!
 全身てろてろ素材は、やめましょう。
 余裕の雰囲気は、街になじむことから。
 エレベーターでは、喋らないこと!
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 意外にイイ『ミセスのスタイルブック』

40代向けの広告どっちゃりのファッション誌の毒気に当てられた目に、
とっても新鮮!な雑誌があった。その名も、

『ミセスのスタイルブック』。

何とも昭和なタイトルの雑誌だけど、表1からしてシンプルでい~感じ。
文化出版局刊の季刊誌で、型紙がついてる、お裁縫雑誌なんだけど、
同様のお裁縫雑誌『レディブティック』とは比べ物にならないほど、
スタイリングが秀逸!

もちろん、『重い雑誌』たちみたいに潤沢な制作費があるわけではなさそうで、
撮影はほぼスタジオで済ませ、レイアウトも単純なんだけど、
この雑誌のスタイルは、「着たい!」と素直に思えるものが多い。
「服で人を脅す」
ようなあざとさがなくて、純粋に着ることを楽しもう!と語っているような雑誌づくりだ。

ほかのファッション誌見てるとすんげー疲れるのだが、
この雑誌は疲れないな~と思ったら、
広告がほとんどないのだった。
あっても、シャネルやフェラガモじゃなくて、
「ハマナカ」だの「生地のヨシムラ」だもん。

私よく知らないけど、きっとこの雑誌、
単なるお裁縫好きなオバサン以上の人、
縫製のプロとか、
そういう人が読むんじゃないかなぁ。

今出てる秋冬号の特集、
「石田ジュンコのスタイリングレッスン~エージレスの提案」
が秀逸だった。40代、絶対参考になると思う。

Q 体型をカバーしながらおしゃれに見えるには、何を選べばいいの?
Q 気がつくと全身ダークカラー。色はどうやって使うの?
Q 娘と同じサイズだから兼用したいけど……?

などの、オバサンならではの悩み・疑問に丁寧に答えているんだけど、
その答えが実に誠実で、しかも実践的。
トップページの石田先生のお言葉がいい。

 「40代だから」「もう50代だから」
 という意識は捨てて、着たいものを着る。
 ただし着こなしは変に無理をせず、
 今の自分をすてきに見せるよう努力はする。
 成功させるポイントは、
 セレクションの視線とコーディネートの目線を変えること。
 どちらかを若くしたら、どちらかはシックに。
 そんなバランスのとり方が、エージレスファッションを完成させます。
 着る服がないと嘆く前に、まずは制約をはずしましょう。
 選択肢が広がって、おしゃれの楽しさも倍増します。

季刊なのに、ファッションページは80ページほどしかなく、
あとはほとんど「作り方」なのだが、
それでも、他のファッション誌よりも、
この本はずーっと役に立つし、
何か希望が見えてきた。 いい本だ!!

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