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 オバサンに必要なただ一つの要素

書店で雑誌見てたら、またもナチュラル系ファッション誌登場。

『大人で可愛いナチュラル服 2008年夏号』(主婦の友社)

既刊類書と大同小異であろうと中身は見なかった。
しかし、今まで雑貨扱いだったこのジャンルの服が、だんだん本気で商売になってきたのかな。
ファッション業界のことはわからないけれども。

インテリアショップで、40代後半と思しきオバサンが、
内田彩乃さんみたいな服に身を包んでいるのを見て、
「ブームも本物?」
と思うと同時に、
「や、やっぱりイタい…」
と思ってしまった。
(なぜか、40代も前半と後半で随分違う風に見える)

リネンのワンピースに、カットワークの白レーススカート(長い)を重ねばき、
短い丈のカーディガンを羽織り、ペタンコ靴。

強い違和感を感じたのは、何よりその髪型である。
セミロングのゆるパーマ。
オバサンの髪型としては、間違っちゃいないし、そこそこ小奇麗だったけど、
この服とは合わないよなー。
だから、
「何か解釈間違ってるよ奥さん!」
と思っちゃったのかなー。

あと、この系統のファッションが、オバサンに合わない最大の理由がこの人を見てわかった。

「威厳」
というものが感じられないのだ。

非常に厳しい言い方をさせていただけば、
(だってこの人は何も悪くない、私には人の格好をどうこう言う権利はない)
「オバサンがカマトトぶってる」
にしか見えないのだということ。

ああもう、ナチュラル系でもSTORY系でも何でもいいよ、
わかった。
オバサンに必要なのは、何より

「威厳」

である。
それ以外に、年をとって得られるメリットなんてあるかい。
若作りが非難されるのは、その最大にして唯一のメリットを放棄して、
オバサンが若さにおもねるからであろう。

「年齢相応の格好を」
とよく言われ、つい反発してしまうけれど、
それはそういう意味なのだ。
皆、オバサンには威厳を持っていてほしいのだ。

逆に、威厳さえ感じられれば、何着てたっていい。
よし、これからはそれを目指すぞ。
と、世界のはじっこで人知れず決意。
でもどうやって。
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 40代を分類してみる 修正版

40代といってもいろいろ。

ファッションで分けると、どうなるかやってみた。

 

1 世を忍ぶ仮の姿派(ユニクロ、無印、通販)

 とりあえず忙しくて忙しくて、髪もメイクも服もかまっていられない。

 ワードローブは「ユニクロ」「生協の通販(ムトウかな?)」で調達、

 靴はローヒールかスニーカー限定。

 ネイルアートは、ゴハンに入っちゃいそうだから、あこがれるけどやらない。

 でも、これは世を忍ぶ仮の姿で、もうちょっとゆとりができたら、

 またオシャレしたいんだ! と思っている。

 

2 STORY熟読派(百貨店、ブティック)

 結婚が早めだったりすると、子供もいい具合に育って、けっこうヒマ。

 夫の稼ぎがよかったり、自分が稼いでたりするので、最近百貨店めぐりが楽しい。

 「なかよし」~「セブンティーン」~赤文字系ファッション誌を変遷、若い頃のマハラジャと合コンはいい思い出。

 まだまだ女としてイケるわよ! と、ダイエットにもお金をかけているが、

 基礎代謝が落ちているのでなかなか難しい…。

 

3 DC進化系(百貨店、ブティック)

 バブル期にパルコと丸井で服買ってた。いまだになんとなく全身黒っぽい。結婚・出産なんてケッと思っている。専門職でそこそこ稼いでいる。同様の友達はいっぱいいるが、近所づきあいはない。

 
4 総合職第一期系(百貨店、役所の地下に入ってるテイラー)
 バリキャリさん。大企業や官公庁で男性に伍して働き、今では部下もいる。仕事は充実しているけれど、プライベートはないも同然。ファッションにもそれは反映していて、スーツ以外はジャージに毛が生えた状態。メイクは職場では一応しているものの、女性の部下にはトンチンカンに映る。

5           お嬢ガーリー(百貨店、ショッピングモール)
 
 ローラ・アシュレイ、ロイス・クレヨンなど、上品で可愛らしいフェミニンタイプ。

 お嬢育ちで、大企業の一般職。習い事や海外旅行に励んでいるうちにいるうちになんとなく年をとってしまった。親の介護は自分がするんだろうな、とぼんやり思っている。お弁当を毎日作って出社。

 おだやかな性格で、キャリア志向はあまり高くない。メイクと髪型は、20年来変わっていないが、体型はかなり変化。

6  ナチュラル未練派(無印、雑貨屋)

 読んでたマンガ「りぼん」で、田淵由美子の乙女ちっくストーリーに感化され、

 ナチュラル至上主義を植えつけられる。(ケバいメイクより、素顔が可愛い幻想)

 OLやってた若い頃はDCブランド(最近聞かない言葉だ)を着ていた。

子供が生まれてからしばらくは無印でごまかしていたが、ほどなく雑貨屋系の服に移行。30代まではよかったが、子供が大きくなるにつれ、頬のたるみと白髪のため「ガーリー」にムリが出てきた

 御用達ブティック派(キコ様系)

 実家が金持ち・実家付近に居住など、実家の母親の影響下にあるタイプ。

 婚家に支配される場合もある。

 基本、実家の母(姑)御用達のブティックで揃える。百貨店の外商、お誂えもアリ。

 スーツやドレスはどれも品質よく体にピッタリだが、

 微妙に時代とのズレを感じることも。

 普段着のニットやカットソーは微妙過ぎ。カジュアルが似合わない。

 

8 悟りを得てキモノ派(たんす屋、骨董市)

 あるときからキモノに凝り、普段着から外出からほとんどをキモノにチェンジ。

 着付けの工夫でトシをとっても着られるし、畳めばフラットになって場所をとらない

 キモノが、ついつい増えていく。

 同好者が集まれば、お出かけもまた楽しい。

 多少の変わり者扱いはものともしない精神力の持ち主。

 

なお、50代以上だと、3と8の中間に当たる「ヨーガンレール系和服リメイク派」が多数存在。(←けっこう金持ってそう)

 

9 時代の沖を行くしまむら派

 中学時代ヤンキーだった人たち、すでに孫もいて‥‥? デフォルトで金髪。プリン状態の人も多し。アニマルプリント、キャラクタープリントなどプリント、柄物を多用。金銀やスパンコール、ビーズなど光る装飾、ボディラインにフィットするデザインを好む。恰幅のいい人が多いが、痩せ型の場合、娘とオソロで揃えてほめられてる人も。

 

 

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 大人ナチュラルはなぜむずかしいか

今日見かけた50代。
Tシャツ、ジーンズ、素足にサンダル、ショルダーバッグ、
髪はベリーショート。メイクも薄い。
学生のよう。

しかしみすぼらしくもみっともなくもない。
それは、この人が美人でスリムで姿勢がいいから。
これを、私がやったらどうなるか。
いや、やってるけど時々。
いったい何と見られていることか!

ナチュラルっていうから、自然のまま素顔のままのことかと思えばそうじゃない。
ナチュラルっていうのは、自然のまま素顔のままに「見える」ことなんだ。
決して「そのまんま」のことじゃない。

メグ・ライアンの、一見無造作に見えるナチュラル・ヘアは、
その実ものすごい計算された作りこみの上に成り立っているという。
20代を過ぎたら、そのまんまナチュラルはアリエナイのだな。

「そのまんまの、ヤバいおばさん」
になってそーな私。
メンドくさいけど、うんと努力しなきゃダメらしい。
それがイヤなら、沢山お金使って、
美容院とエステとネイルサロンとお抱えブティックにお任せすることだ。
(それはムリ)

おばさんになると、頭も気も使わなきゃなんないんだねえ。
難儀なこっちゃ。
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 自然派な人々

自然派な人々が集まるところへ出かけて行った。

オーガニック、オルタナティブ、サステイナブル、
がキーワードな人たちで、30代が半分。
アースデイとか、フェアトレードショップで出会うタイプのファッション。

藍染パッチワークとか、バリのイカットとか、
ゆるゆるたぷたぷパンツとか、
とっても着心地がよさそうで、私は大好きなんだけど、
あれも40代になると難しくなるんだよね~。

家とか旅先で着るぶんにはいいんだけど、
自宅近辺で着てると、
「あっち側の人」
になってしまい、そういうワクを与えられてしまうのだ。

事実、今回の集まりも、
30代はそういうフラワーなファッションで、
50代にも意外といたけど、
40代は(我々)、自己主張皆無のどうでもいい格好だったもんね。

30代はまだ、自分自分と言っていられる。
50代になれば、何でもアリになる。
40代は、人のために生きなきゃなんない時代だから、
難しいのかな? って思った。

ちなみに「あっち側の人」の言うことは、
とてもまともでもっともで、
首肯せざるを得ないのだが、
正しすぎて人はついていけない。
だから、そっち側の人同士で熱く語るんだが、
縁なき衆生にはなかなか伝わらないという仕組みになっている。
それは、そのファッションにも大きく理由があるのではないかと、
私はひそかに思っている。


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 アラフォー、婦人公論

「サキコ」さんと「のり」さんのコメントに導かれ、
「アラフォー」を見て「婦人公論」を買う。

「アラフォー」、面白いね!
天海ゆうきさんが藤木直人くんと仲良くなる設定なのね~
全然ムリないし。天海さんキレイ~

松下ゆきが尽くすタイプの専業主婦、
大塚寧々がリッチなDINKS、っていうキャラクターなんだ。
この三人、今の40代をくっきり切り取っていて、
すごく共感する。
いるいる、こういう友達~~

って、ドラマにのめりこんでしまったので、
服は碌に観察できなかったのでした。
でも、服に注意がいかないくらい、とても自然なスタイリングだったって
ことなのかな? 

いちばんリアリティあったのは、やっぱり松下ゆきだよね。
主婦のお出かけファッションって感じ。
上品で、無難で、微妙に垢抜けない。
天海と大塚は、もっと時代性を感じる、
洗練されたスタイルだった気がする。
体型のせいもあるかもしんないけど。

これからドラマが展開していくと、
松下の服装も変わっていくのかな?
今度はよく観察しよう。

『婦人公論』は、「夏目♀さん×池田きょうこさん×斉藤勇先生」
というお片づけ対談があって面白かったので買ってみた。
それはおいといて、
連載小説ね。

著者は斎藤薫さんだったのね!
私、この人美容ライターだと思ってたけど、
小説も書くんだ~。

一回読み切りが毎月掲載されるスタイルらしく、
今回のタイトルが「老けて見える女」だったのだ。

読んでみたら、これまたありそうな40代女の話で、
しみじみ読んだものである。
「素顔のままで」
「飾らず」
生きてきたら、男にも逃げられ、仕事でもホされちゃったって話。

さすが美容について書いてきた人、
化粧しない女がどう見えるか、冷徹に書いている。
でもとっても共感する。
身につまされるねえ。

ちなみにファッションページは、意外にもセンスよく、
見ごたえがあった。
「おっかないオバサンの愚痴満載雑誌」
と思っていたので、少し驚いた。
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